2011年07月09日

太平洋戦争に浸った一日

前から行って見たいと思っていた、上田にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」に行きました。



太平洋戦争で志半ばで戦地に散った画学生たちの絵画や作品、遺品が展示されているんです。

「この続きは帰ってきてから書く」といって出征したけど帰れなかった方の
妻をモデルにした「裸婦」

もう書けないからと最後に書いたおばあちゃんの顔

それぞれのドラマがあって、それぞれの方の生き方がありました。

ある戦死した画学生の父親は、ご自身も画家であり、戦後、一切息子の事は口にしなかったそうです。
そして、晩年、一言「悔しい・・」と呟いたそうです。

それらの作品を丁寧に大切に守り続けてきた家族の思いも一緒に伝わってくるようでした。


戦争は、誰も幸せにしない・・・


だから私たちは7月24日、「つなげ!広がれ!平和ライブ」をやるんです♪

その前に、まだまだやることが!
だから、この日の残りの時間を3本のDVD鑑賞に使いました。




1本目は・・・


俺は、君のためにこそ死ににいく」 


特攻隊員の母親代わりとして
自愛の心で彼らを見守り続けた富屋食堂を営む鳥濱トメさんは、私の尊敬する方。

その、トメさんから聞いた真実を基に作られたもの。






 

2本目は・・・


男たちの大和


太平洋戦争末期、
連合国軍の沖縄諸島方面への進攻(沖縄戦)を阻止する目的で実施された、日本軍の特攻作戦である菊水作戦における、戦艦大和の乗組員の生き様を描いた作品









3本目は・・・


TOKKO-特攻ドキュメンタリー


日系アメリカ人監督が特攻隊員の真実に迫った衝撃のドキュメンタリー映画。

自分の亡き叔父が元特攻隊員だったことを死後に知って、大きな衝撃を受けた日系2世のアメリカ人監督が、叔父の足跡を追うべく日本を訪れ、親族や特攻隊員の生存者たちにカメラを向け、体験談に耳を傾けた作品。


戦争体験者が高齢化して亡くなっていくことで、貴重な体験が直接聞くことができなくなっていきます。
このようなドキュメンタリー映画は戦争の真実をすべて語ることができないかもしれないけど、戦争の悲惨さを語り継ぐ大切な資料ですね。





ただ愛する人を、家族を、友を、祖国を守りたい

  その一心で若い命を散らしていった彼等が

     命を賭けて守ろうとした日本の未来に、私たちは生きている



  その壮絶な生き様と深き想いを忘れてはならない!

そう、自分に何度も言い聞かせました。



戦争は誰も幸せにしません。

どうしても、この地球上から戦争がなくなることを望みます。


  


Posted by 臼井則孔 at 17:19Comments(7)